作文は直して上手になるものではなく、膨らませて上手になるもの 

作文教室『言葉の森』ホームページの記事を紹介します。(ことのは塾は、言葉の森の教材を使用しています。)


「作文は直して上手になるものではなく、膨らませて上手になるもの」 

作文は、直せば、ほんの少しは上手になります。

しかし、上手になるのは、元の作文の土台までです。

土台以上に上手にする直し方はありません。

だから、作文の勉強法は、赤ペン添削ではなく、土台を育てることなのです。

 

土台を育てる方法は、第一に読書、第二に予習です。

予習とは、与えられたテーマについて、自分の体験ばかりでなく、身近な両親に取材してみることです。

取材をしっかりしてきた子は、文章を書くときの姿勢が変わってきます。

この作文に取り組むときの姿勢が、上達の大きな要素になるのです。

 

作文を、数学や英語の勉強と同じように考える人は、間違いを直せば正しい答えになると思いがちです。

しかし、作文は、答えのない世界なので、数学や英語の勉強法はあてはまりません。

逆に、作文の間違いを直され続けた子は、どんどん作文が苦手になっていきます。

作文は、外側から間違いを直す勉強ではなく、内側からふくらませていく勉強なのです。

(引用ここまで)

 

作文は、準備七分に腕三分♪

教室では、毎週の作文の予習として「対話」をお願いしています。


教室で書くことについて、夕食時などに家族で楽しく話し合って、「これを書こうかな」と準備してきてください。話し合ったことを、低学年は絵に、3年生以上は文でメモします。おうちの方の体験談が、子どもの作文を豊かなものにします。ぜひ、たくさんのお話を聞かせてあげて下さいね。(HP内・予習ページに、毎週の課題と話し合いのヒントをのせています。ご活用ください。)

作文の予習で親子の対話が進むと、子どもの語い力が増えます。思考力も育ちます。そして何より、親子のコミュニケーションの幅が広がります。作文をネタに、家族の会話を楽しみながら準備していただけたら、と思います。